用土の種類

各地方で取れる、川砂や山砂のほかにも一般に販売されている用土で盆栽に用られる用土はたくさんあります、地元の砂などを利用すると同時にこういった市販の用土を平行して利用することでより元気に盆栽は育ちますので自分でいろいろ試してみるのも面白いですね。

■赤玉土
関東ローム層の深い部分の無菌質のところを一度固め砕き、大、中、小にふるい分けしたものを販売しています。特に盆栽で用いる場合、「硬質・赤玉土」を用いたほうがベストだと思います。私は、この「硬質:赤玉土」を主体にしてほとんど使用しています。

■桐生砂
群馬県の「桐生地方」の砂です。ふるい分けされていないものもありますが「盆栽屋さん」などに行くと、篩い分けされた砂が売られていますのでそちらの方を用いたらいいと思います。とても硬く使いやすい砂です。「赤玉土」に混ぜて使用しています。

■鹿沼土
栃木県の「鹿沼」地方の土です。軽くて、柔らかで、保水力もあります。やはり「鹿沼土」も「硬質の鹿沼土」も販売されていて篩い分けもされていますので、そちらを使用すると便利です。保水力がありますので、ほかの用土に少し混ぜ使用するのに便利です。私は「挿し木」「たねまき」などに使用しています。

■富士砂
富士山の溶岩の細かいところをふるいわけて販売されています。「溶岩」ですので、多孔質です。「高山植物」の栽培に良く使用されています。保水性も排水性もありますので、山野草とか高山植物などの栽培には最適です。篩い分けて細かいところを赤玉土と混合して利用しています。

■化土
湿地帯の「ヨシ」「マコモ」などの根が土に変わりつつあるもので、繊維質を含みます。繊維質をあまり含まないものは通気性が悪いので、「赤玉土」「砂」などを混ぜて使用します。「石付け」や「湿地帯の植物」の栽培に用います。

■水苔
山地や湿原の湧き水のあるようなところに生える苔です。「輸入」された乾燥した苔が購入できます。ちょっと、茶色ぽいところのあるものとか、短いものはあまりよくありません。「実生床」に細かくちぎって混ぜたり、「盆栽」の植えたばかりの「鉢」の上に敷いたりといろいろ利用しています。

■田土
田んぼの土です。「姫すいれん」や「湿地植物」の栽培に適しています。私は「田土」に「水苔」「赤玉土」などを混ぜ合わせ、山取りしたばかりの樹の根を、混ぜ合わせた「田土」でくるみ、その上から「水苔」あるいは「山ごけ」で包み棚の上で育てます。とても、活着が良く時期を選ばず使用できますそのまま育てても面白いですし、一年くらいしたら、根がいっぱいになりますので「鉢」に移してもいいと思います。

■腐葉土
雑木林の、「カシ」「シイ」などの落葉を拾い集めて堆肥状にしたものである。山野草の栽培をしたときに用土に混ぜて使用したことがあったが結構元気育った。盆栽には使用したことはない。

■山苔
一般に販売されている「山苔」は「ホソバオキナゴケ」と呼ばれる苔を多く使用しているようですね。私はいろいろな苔を、採ってきては乾燥しすぎる「用土」などに混ぜ利用しています、なかなか調子よく育っています。もちろん「鉢」の表面などに敷いたり、山野草の寄せ植えなどにも多く利用して大変重宝しています。

■山砂
山砂も良く利用しているんです。「ヤマツツジ」「まんさく」「コナラ」「ネジキ」「ブナ」などは自生している所の砂を採取してその砂を用土として利用すると、みずはけも良くかえって元気に育てつようですね。特に地元の樹を作る場合「自生地」の砂を少し混ぜてやるなどの配慮をしてやることで調子よく、元気に育ちます。「赤玉土」などよりもかなり水はけは良いので気をつけていないと「水切れ」ということにもなるので注意が必要です。

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ヒトツバカエデ

半落葉の低木で、高さは1メートル~三メートルほどで多くの枝をつけて横に広がる。
葉は柄があって互生し、枝先に集まり、春の葉は卵状楕円形から広楕円形、長さは2~4Cm、質はやや薄く両面に毛がつく。夏秋の葉は枝先に輪状につき、越年する。春の葉に比べ小型で、狭倒卵形、長さは1~1.5Cm。花は朱赤色、漏斗状で径4~5センチ、枝先に2~3個開く。萼は5裂、花冠は5裂して裂片は広く、上裂片濃紅色の斑点がある。雄しべ5個、雌しべ1個、果実はサク果で円錐形、長さ7ミリ、褐色の毛がつく

・・・・・新潟県樹木図鑑より

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