害虫について

私自身そんなに「害虫」といわれる虫は意識して駆除するということもなく育てていますが、やはりひどいものは駆除しないわけには行きませんからそれなりの対処をします。

■「虫」について
「盆栽」を育てていますと必ずと言っていいほど「昆虫」がやってきます。
可愛い行儀のいいやつもいますが、そうでない悪さをするとんでもないやつもいます。
「葉」を食べてしまう「葉虫」類、「けむし」といわれる「蛾」の幼虫、「オトシブミ」なんて可愛い虫もいます、「ヨトウムシ」は悪いやつで夜活動して「葉」や小さな「苗」を食べてしまいます。
油断していると「実生」した大事な苗を全部食べられてしまったなんてことになってしまいます。
特に「野草」など、気をつけないとやられてしまうことになります。


■ちょっと観察したくなるやつもいる
春、暖かくなってくるといろんな「昆虫」がやってくるがそんな中で私のところに毎年やってくる怖いやつがいる。
ちょうどいい木を見つけると「巣」を作り始める最初は面白くて見ているのであるがだんだん巣が大きくなりそこに住む数も増えてくると始末が悪い。
少し「のぞき」に行くと威嚇をしてくる、まったく勝手に「わたし」の盆栽に巣を作っておきながら態度がでかい、それでもしばらくは様子を見て楽しんでいるがあちこちと飛び回り邪魔になるときもある、そんな困ったやつとは「蜂」である。
今年(2002)は「蜂の巣」を二つ見つけた、それぞれ楽しんだのだが、8月に速やかに出て行ってもらった。
様子をのぞきに行くのが楽しみだったが、実は一度「おでこ」を刺されてしまった。
やはり感情的になってしまった。感情的になると後の楽しみのことまで考えが及ばなかったが、あとの祭りである。
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■ちょっと観察したくなるやつもいるⅡ
私の育てている「盆栽」の中で、「アブラチャン」がある。
その「アブラチャン」の新しく出たばかりのやわらかい「葉」を綺麗に丸く切り取って持ってゆくのがいる。
最初は気づかなかったが良く見ているうちに、犯人を割り出すことが出来た。「ハキリバチ」の仕業である、何処からか飛んできては切り取ってうまく丸めて持ってゆくのである。
何回か葉を切り取る様子を見ることが出来たがとても器用に切り取って、足にはさみ飛んでいっていた。本で調べてみると、葉と葉の間に「卵」を産み付け生まれた幼虫がその葉を食べるということがわかった。ことがわかると毎年来るのが楽しみとなる。
今年はまだこないな、それとももうこないのかな、いろいろと心配事となり「盆栽棚」に行く回数も増えてくる。
小さな「盆栽棚」も大きな自然の一員となっている。

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ヒトツバカエデ

半落葉の低木で、高さは1メートル~三メートルほどで多くの枝をつけて横に広がる。
葉は柄があって互生し、枝先に集まり、春の葉は卵状楕円形から広楕円形、長さは2~4Cm、質はやや薄く両面に毛がつく。夏秋の葉は枝先に輪状につき、越年する。春の葉に比べ小型で、狭倒卵形、長さは1~1.5Cm。花は朱赤色、漏斗状で径4~5センチ、枝先に2~3個開く。萼は5裂、花冠は5裂して裂片は広く、上裂片濃紅色の斑点がある。雄しべ5個、雌しべ1個、果実はサク果で円錐形、長さ7ミリ、褐色の毛がつく

・・・・・新潟県樹木図鑑より

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