心が映る

「盆栽を育てていると人それぞれに個性があるようにその人が育てた盆栽に育て人の、ひととなりが映しだされすこし怖いものですよ」なんて話してくれた盆栽屋さんがありました。149.jpg
私も感心しながら「そんなものかぁ」と少し怖いものを感じながら聴いた記憶があります。
いいところも、悪いところもみんなまとめて「盆栽」に現れてくるわけですからね、ある意味では自分の生きてきた人生が見えてしまうなんて大げさに思ってしまいます。
確かにそういう心で、いろいろ見てみますと、作り方や育て方、樹の好みなど育てている人それぞれ異なるわけで個性やその人の気持ちまで盆栽の後ろに見えてしまうような気もします。
盆栽は誰でも楽しく遊ぶことが出来ます。
しかしだれでも遊べるからといって「遊ぶ心」がなければ、盆栽のよさや魅力も見出せないわけですから、遊べるはずもありません。
「楽しく遊べる人」と「楽しく遊べない人」が出てきます。
大切なのはあなたの心です。
テレビを見ていますとどこかの社長さんのお宅や、重役さんの庭が映し出され棚の植えに立派な盆栽が並べられ、腕組みをしながら盆栽を見る人をとらえています。
お金もあり、地位もあり、広い庭もあり、時間もあり、なんでも手に入る環境にある人は立派な盆栽を育てることが出来るでしょう。106.jpg
しかし何でも手に入る環境があるからといって「盆栽」を楽しめるかといえばそうではないと思います。
たとえ一鉢の盆栽しか育てる環境に無い人でも楽しむ心があれば、盆栽の心に触れることが出来ます。
立派な盆栽を育てているように見えても実は、自分では手をくわえてはいなかったり、手入れも盆栽屋さんに任せきり、そんな育て方、接し方では盆栽を遊ぶことなんてとても出来ません。
盆栽の心に触れるなんてとてもできないでしょう。
そんな育て方、接し方をするから「老人のてなぐさみ」「金持ちの趣味」なんていわれるゆえんでしょう。
盆栽を楽しむためにはあなたの「心根」一つです。

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ヒトツバカエデ

半落葉の低木で、高さは1メートル~三メートルほどで多くの枝をつけて横に広がる。
葉は柄があって互生し、枝先に集まり、春の葉は卵状楕円形から広楕円形、長さは2~4Cm、質はやや薄く両面に毛がつく。夏秋の葉は枝先に輪状につき、越年する。春の葉に比べ小型で、狭倒卵形、長さは1~1.5Cm。花は朱赤色、漏斗状で径4~5センチ、枝先に2~3個開く。萼は5裂、花冠は5裂して裂片は広く、上裂片濃紅色の斑点がある。雄しべ5個、雌しべ1個、果実はサク果で円錐形、長さ7ミリ、褐色の毛がつく

・・・・・新潟県樹木図鑑より

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