アボガド
スーパーの袋から「どす黒い」「アボガド」をコロリと台所の棚の上に出した。
「サラダ」を作るのだそうだ。
「刺身で食べると《トロ》の味がするそうだよ」
なんていいながら「妻」はサラダボールの中に入れるために「たね」と「皮」を取るために一生懸命だ。
確かに醤油とわさびで食べるととても奥深い味がするし、眼をつむって口に運べば「とろっと」とろける「トロ」の味と言えなくもない。
西洋梨のような形をしていて、そのまま食べると味があまりなく癖もない、
甘くもすっぱくもない、私に言わせると「果物」という感じではない。
本で調べてみると
「果肉」に果物には珍しい「脂肪」がたっぷりと含まれているとのことだ、
別名「森のバター」という名前も載っていた。
原産地がメキシコで古代インカ時代から主食代わりに食べていたそうだ。
「米」大好き人間にとって「アボガド」が主食とはとても考えられないが、習慣というのは面白いものだ。
おいしい実を見分けるポイントというのが乗っていたので記述しておくことにする。
①果皮
果皮の緑色が黒ずみ始めたもの
②感触
指で押して柔らかい感じのするもの。
この二つのポイントが大事だそうだ。触ってみてこんな感じのするものであればまず間違いなくおいしいのだそうです。
「盆栽園芸家?」は実はトロの刺身でもサラダでもない「種」に関心があったのだ。
「種まきをしよう」すぐそちらの方に考えが行く。少し時間がかかるが(二週間くらい)確実に芽を出す、前にも何回か経験済みで鉢植えにした「アボガド」も実は二鉢ほど育てているのだ。
いつもするやり方はコップに水を張り「種」が半分くらい水に埋まるくらいに調節しながらタネの表面に「ようじ」を刺し動かないように固定していくやり方で楽しんでいる。
今回は直接土に蒔いてみようと考えている。どちらでもいいのだが芽が出てくるときの緊張感と期待感はとてもいいもので、毎日どうなっているのかと確かめずにはいられない。
コップに水を張ってするやり方は観察するのにとてもいい方法で、見ていても面白いのだ。「盆栽園芸家?」の悪い癖で、芽を出すのはまだまだ先だとわかってても確かめないではいられないのだ。
毎日・毎日「アボガド」のコップを覗きに行く、
一週間もするとちょっと心配になってきて、アボガドを裏返しにして見たり、
水道水で洗ってみたりと落ち着かなくなってくる。
こういうことのないように実は、今回は土中にうずめてしまって待ってみようと思っているのだ。
待っているのはつらいので、かえってよくないような気もする。
みえない分余計に気になり結果はもう見え見えだ・・・
最悪の場合、土を掘り返して確かめそうだ。
今からこんなでは先が思いやられる。
案の定。
発芽するまで三回ほど掘り返してしまっていた、土の中にうずめてしまったら発芽の時間もだいぶかかってしまって、普段より二週間ほど余計な時間を要していた。
原因が何なのかはわからないが、ひとついえることは、「盆栽園芸家?」が眠っている種子を何度も堀起こしてしまったのが原因であることはまちがいない。
いい子にして待っていればよかった。
しかし後の祭りである。
結果的に発芽して芽が伸びてきたので、とりあえず成功ということなので胸をなでおろしているのだが。
これからまだまだ楽しみは続く・・・・・

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