雨の日
「止みそうにないな」恨みを込めてねずみ色の空を見る
知らない間に気持ちは落ち込み始める。
外での作業は少なくとも暫くはできそうにない、休みの日にそういうことになると一週間溜め込んだ「想い」が雨の音とともにどこかへ流れてしまう。
気持ちを切り替える必要に迫られる。
落ち込んだ気持ちを何とかして引き上げてやらないとせっかくの休みが台無しだ。
休みの前日の夜は「インターネット」の天気予報を入念にチェックをして明日はあまり天気はよくないものの、雨は降らないだろう。なんて「にわか天気予報士」が勝手に次に日の天気を決めていた。
休みの前の日はいろいろと考えることやることが沢山ある
お気に入りの「CD」を程よい音量で聞きながら、好きな「園芸書」や「盆栽書」「植物図鑑」に目を通し、「花の写真でも撮って」「植え替えをして」「園芸店で花でも買ってきて」なんて次の日の一日のスケジュールを眠る前にあれこれと考える。
なんとも幸せなひと時だ。
そんな膨らんだ想いが「あっ」というまに萎んでしまう。
ますます雨が強く降り出してきたようだ。
歳を重ねることで「気分」の切り替えも自然にうまできるようになった、このごろではいろいろとやりたいことも増えてきたせいもあるが、雨の日にしかできないことやそんな日のほうが落ち着いてできる作業なども自分で知らずに仕分けして使い分けているようだ。
それにしてもせっかくの「休み」に「雨」はないだろう!
そんな思いはなかなか消えない。
実は「雨」は本来嫌いではない。
雨が落ちてきていろいろな物に当たる、その時の「音」はなんともいえない気持ちの安らぐ音である。
「傘」「葉」「屋根」「道路」「水溜り」「田圃」・・・・
いろんなものにあたるとそれぞれ違った音が聞こえてくる。
同じ雨のはずなのだが、そんな音を聞いていると気持ちが自然と落ち着いてくるのである。
いい気持ちになってくるのである。
雨の日は「雨の音」を聞きながら「のんびり」しているのが一番いいのかもしれない。
雨の日にしか見えないいろんな風景も見えてくる
傘をさして外に出て咲いている花や盆栽を見るのも一つの楽しみなのだ。
晴れているときとはまた違った表情を見ることができる。
雨の日は外に出ていろんなものにあたる雨の音を聞きながらゆっくりと雨の雰囲気を楽しみたいものだ。
雨の日にしかできないとても素敵な時間が過ごせる。
いやだと思っていた「雨」が大好きになるかもしれない。

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