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挿し木

 

「挿し木」の楽しみ

「挿し木」なんて言うと、なぜか難しいように感じます。
肩の力を抜いて気楽に、やってみましょう、とても楽しいことがわかります。
なんたって、あるはずも無い「根」が生えてくるんですから! 私も初めて「挿し木」なるものをしたときのこと「根」を確認したときはとても 感動したことを覚えています。
同じ「増やす」方法として「種」を蒔くということがあります、 種を蒔く方法は一度にたくさんの「苗」を作ることが出来ると共に 「親木」とは違った「固体」が出現する期待が持てます。
より「盆栽」として作りやすい、育てやすい「固体」を得る可能性が あります。
⇒葉が細かい・艶のある葉・幹が荒れる・実の色がいい・枝の付き方・花の付き方・実の付き方・花の色・花の形・などなどたくさんの要素があります。

『実生」の場合親とは同じ固体は得られない

また種を蒔いて増やす場合『実の形がいい・色艶がいい・大きさがいい」といっても、その「実」を採って蒔いても「発芽」した苗は「親」とまったく同じ性質の子供は生まれません。

親と同じ性質の木を増やすことは出来ないと言うことです。
親木の性質や特性を受け継ぎ同じ固体を増やすには「挿し木」(ほかの方法もありますが)が適しています。
一度にたくさんの「苗」を作ることは出来ませんが確実に同じ性質の固体を作ることが出来ます。

気楽に挿してみましょう

特に「山野草」など発根しやすい性質の丈夫な草や木はたくさん増やすことが出来、気軽に楽しむことが出来ます。
私は、「発砲スチロール」や「プランター」(妻に内緒で借りたもの、見つかると叱られてしまう)などにふるいい分けた赤玉土や桐生砂・富士砂・山砂などをいれて「挿し床」を作りいらなくなった「枝」や山などから採取した「枝」など適時挿しています。
枯れるものもありますが、気にしてはいけません。
あくまで「気楽にやりましょう」根付いて新しい「芽」が伸びだしてくるとまた楽しみが増えます。

「挿し木」をするための挿し穂を作る

増やしたいと思う「樹」や「野草」ですから出来れば「活着」し無事成長してもらいたいわけです。では、どのような「挿し穂」を作り挿したらいいのでしょう。

基本的な挿し穂の条件

① 春から伸びだした枝(若い枝)が良く発根する。
  (ただし挿し床でしおれやすい)
② 挿し穂を取る樹が健康体で元気があり害虫や病気などが無いこと。
③ 春の早い時期に挿し穂を取る場合は前年に伸びた枝を、   また梅雨時頃から以降挿す場合は春から伸びた枝を挿します。

発根を促すための方法

① 挿し穂の切り口を出来るだけ広く取り、挿し床との接触面を多 くとることで発根を促す。
② 切直しする場合、バケツなどに水を張り水中で切る。
③ 水揚げをする。(一日くらい水につけておく)
④ 水につけることで切り口が乾かず、十分に水を吸うことで、樹が弱るのを防ぐことが出来る。
⑤ 発根剤の使用(メネデール・ルートンなど)
このように細かい注意を確実にやればやるほど発根する確率は高くなります。

挿し木をする時期

発根をするためには気温とか湿度が大変重要になりますので、適した時期を選び挿し木することが、挿し木を成功させる重要なポイントになります。
「温度」と「湿度」が一番いい状態になる時期は「梅雨」の時期が一番いい時期ということになります。雨が降り空中湿度はいつも高く「じめじめ」して気温もある程度高くなります。
ほかの時に出来ないということではありませんが一番適した季節ということになります。確率的に発根する確率も高くなるわけです。