挿し木

挿し木をする

  • 「挿し木」をするための挿し穂を作るa2.jpg
  • 増やしたいと思う「樹」や「野草」ですから出来れば「活着」し無事成長してもらいたいわけです。では、どのような「挿し穂」を作り挿したらいいのでしょう。
  • 基本的な挿し穂の条件
  • ① 春から伸びだした枝(若い枝)が良く発根する。
  •   (ただし挿し床でしおれやすい)
  • ② 挿し穂を取る樹が健康体で元気があり害虫や病気などが無いこと。
  • ③ 春の早い時期に挿し穂を取る場合は前年に伸びた枝を、  また梅雨時頃から以降挿す場合は春から伸びた枝を挿します。
  • 発根を促すための方法
  • ① 挿し穂の切り口を出来るだけ広く取り、挿し床との接触面を多  くとることで発根を促す。
  • ② 切直しする場合、バケツなどに水を張り水中で切る。
  • ③ 水揚げをする。(一日くらい水につけておく)
  • ④ 水につけることで切り口が乾かず、十分に水を吸うことで、  樹が弱るのを防ぐことが出来る。
  • ⑤ 発根剤の使用(メネデール・ルートンなど)
  • このように細かい注意を確実にやればやるほど発根する確率は高くなります。
  • 挿し木をする時期a3.jpg
  • 発根をするためには気温とか湿度が大変重要になりますので、適した時期を選び挿し木することが、挿し木を成功させる重要なポイントになります。
  • 「温度」と「湿度」が一番いい状態になる時期は「梅雨」の時期が一番いい時期ということになります。雨が降り空中湿度はいつも高く「じめじめ」して気温もある程度高くなります。
  • ほかの時に出来ないということではありませんが一番適した季節ということになります。確率的に発根する確率も高くなるわけです
  • 挿し木をする
  • 密閉する
  • 「発泡スチロール」や「プランター」などの挿し床に挿し木した後、針金などで押さえを作りその上からビニールなどをかけ密閉した空間を作り管理するやり方です。
  • この方法だと「湿度」は保たれ温度、も一定状態をキープできます。
  • ただ日当たりのいいところで管理しますと、温度が上がりすぎ、逆にうまく行きませんから「ヨシズ」などで日陰を作り、時々少しだけビニールを取って外気を入れてやる心遣いも必要になるかと思います。
  • 箱などに挿す
  • 木箱や発泡スチロール大きな素焼き鉢などに挿し床を作り、置き場所を決め挿し穂が出てきたら、挿してゆくくという気軽な挿し木、「剪定」した枝や良いと思った庭木の枝、友だちからいただいた枝など、とりあえず挿して置き、「根付いたら良いかな」程度で一年くらい見守って見ている。
  • 発根したものは新芽を出し、ある程度伸びてきますのでわかります、しばらくそのままの状態でおき一二年するとしっかり根も伸びますのでそれから鉢上げして仕立ててゆきます。忘れていた思わぬ「素材」を発見するかもしれません。とても楽しみです。a1.jpg
  • 路地に挿す
  • 発根しやすいものなど丈夫な木はただ挿しておくだけで発根してきます。
  • 庭の「隅」や花壇の端など場所を決め用土の調節や日陰など少し気遣いしてやり挿し床を作り挿して見ましょう。とても気楽に楽しめます
  • 置き場所
  • 光・空中湿度の関係などを考えますと、あまり風通しのいいところではなく「半日陰」程度の日当たりのところが適しているといえます、最初一週間くらいは日陰にその後は半日陰程度の日当たりにすることが望ましいといえます。
  • そういう場所が無い場合自分で「よしず」などで光・風通しなどを調節し、条件に合った環境を作ることで解決出来ます。


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苔(カラカラに乾いても大丈夫)

日差しが強く空気がカラカラに乾いた状態になる場合があります、そうすると体の水分がどんどん蒸発ししおれてしまいます。そのため湿度が大変重要です。
しかししおれても枯れて死んでしまったわけではなく、すぐに水をかけてやらなくても大丈夫なのです。
休眠状態と同じで水をかけてやると、あっという間に元の青々とした元気な状態になります。
コケの種類や環境などにもよりますが大抵はカラカラに乾いても数ヶ月は生きていると言われます。

「コケ園芸の楽しみ」:コ「ケづくり」など参照

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コケの育ち方

盆栽と「苔」は切っても切れない間柄です。
今流行りの「苔玉」もコケなしでは「苔玉」にはなりません。
寄せ植えや苔玉を造り、最初はとても綺麗にコケが生え揃い「素敵だ!」と感激していると
みるみる枯れて黒くなってしまうことがあります。
コケは「樹」や「草花」とは育ち方が違い、同じように育てると枯らしてしまうことになります。
苔には養分や水分を吸収すし茎葉に送る太い根がありません。
土の中に細くて短い根がたくさん出ている種類もありますが、これは主に茎葉を支え固定しておくための根で水や肥料分を吸って茎や葉に届ける能力はほとんどありません。
コケは雨や朝露、吸気中の水分に溶けているごく薄い濃度の肥料分を、水分と一緒に茎葉から吸収します。

園芸「コケづくり」より

コブシ

東北地方では、この花を「田打ち桜」あるいは「田植え桜」と呼んで、農作業を始める目安にしているとか。それにしても、何故「コブシ」が「さくら」になってしまうのか・・・・
”サ+クラ=農耕神の居ます座”で、つまりこぶしもちょうど田植えどきに鮮やかな花を付けるところから、あの桜と同じく「田の神」が来臨したという合図に思われた訳です。自然を畏れかつ自然と一体になって生活していた昔の人々の木への想いが偲ばれます。

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