潅水をする

  • 楽しい水やり
  • 心を込めて・・・植物を育てるようになると必然的に、最初にやらなくてはならないことが「みずやり」です。「盆栽」を楽しむための大切な作業です。
  • 野山には、いつでも「空気」「水分」はあり,、「野草」「木」はその「水」「空気」を供給し生活しているわけです。
  • 「盆栽」の場合棚の上に置かれて「地上」から離れた「隔離」された場所に置かれているわけです。
  • そうなってきますと「育てる」ためには管理している私達が「大地」の代わり(自然を作る)をしてやらなければなりません。mizu.jpg
  • 「水」をやり「根」に空気を送り込んでやらなければなりません。
  • 水はけよく植えられている盆栽にとっては「風」「太陽」により「樹」全体から容赦なく「水分」は蒸散していきます、「雨」の日以外は私達が「雨」の変わりになり「大地」の変わりとなり「みずやり」をして空気の入れ替え、水分の補給を毎日してやる必要が出てきます。
  • 愛情を持って「みずやり」をしてやりましょう。
  • 大切な作業
  • 「みずやり」は盆栽を楽しむために一番大切な作業であり「樹」を作る上でも一番重要な位置を占めます。
  • 「みずやり」の「加減」で「間延び」もし「根くされ」も起こし、「病気」にも「枯れる」ことにも、また「快適に成長」もします「水加減」次第ということになります。
  • そう考えますと大変だなと考えてしまいますが、その逆で一番「楽しい時間」が「灌水」(みずやり)であります。「樹」の状態を知りその木の成長を確かめられる時間です。
  • 一つ一つ確かめながら手にとって見ていると時間を忘れてしまうほどです。「みずやり」のタイミングは人それぞれ微妙に違います。
  • 「用土」の配合「日当たり」「棚の高さ」「風通し」などいろいろ条件を考え自分で判断するしかありませんが毎日見ていますとそれも自分のペースで出来るようになります。
  • 自分の生活の「パターン」を考えそれにあった「水やり」のペースを見つけることが「盆栽」を楽しむためには大変重要だと思います。
  • 基本的な水やりの方法
  • なるべく「ぎりぎり」の状態で「盆栽」を育てることが「コツ」といえなくもありません。
  • (山にある厳しい環境での状態)実際に「盆栽」を育てていますと、どうしても心配になり「水」をかけすぎてしまいます。
  • 私も一日中家にいることもあるんですがどうしてもかけすぎるようなきもします。
  • (「出来るだけ厳しく」の心が大切です)
  • 水をやりながらの「盆栽」の観察
  • みずかけをする大切な目的として、もう一つ忘れてはならないことがあります。
  • 「盆栽」の状態を「観察」すること「害虫」はいないか「根ずまり」を起こしていないか、「乾き具合」はどうか「樹」の状態をつぶさに観察します。こうやって「愛情」をもって「樹」を見ている時間が「至福」の時間です。
  • ちょっとでも変化が見られたら早速適切な「対処」をしてください。
  • 「被害」は最小限でおさえられます。
  • 「みずやり」の注意点あれこれ
  • ポイント①
  • 一つの方向からだけ「みずやり」をしますとどうしても偏った水やりになり片方だけ水がかからないなんてことも起こります。
  • 必ず水をやる盆栽を注視しながらまんべんなく水をかけましょう。mizu2.jpg
  • ポイント②
  • 「鉢」いっぱいに根が回った状態の「盆栽」が完全に乾いた状態になりますと一度だけ水をかけただけでは、「鉢」の中に水が入らないときがあります。
  • そんなときは、一度だけではなく、ちょっと時間を置いてからもう一度、二度目の「灌水」をしてください。
  • それでもだめな場合は、「鉢」を大きな容器に水を入れて、その中に浸けてください。
  • ポイント③
  • 決まった時間に「みずやり」をするわけですが、天気の具合で乾き具合がそれぞれの鉢で違ってきます。
  • 「風が強い」「気温が高い」などの状態で次の水やりの時間までもたない、間に合わない「盆栽」が出てきます。
  • そんなときは、良く見てその「盆栽」だけ水やりをしましょう(ひろい水)
  • ポイント④
  • 私も時々油断をしてつい枯らしてしまう大きな原因が「雨が降りそうで降らない」あるいは「雨が降っては見たものの少ししか降らない」そんな状態のとき「雨が降りそうだからやらなくてもいいや」「雨が降ったからいいか」とそのままにしてしまうことがままあります。
  • これは大変危険な状態で、「水切れ」を起こす最たる原因です。b-6.jpg
  • 気をつけてください。
  • 小雨ぐらいでは水やりの代わりにはなりませんので、必ず自分で「水やり」をしてください。
  • ポイント⑤
  • 「盆栽」は生きているわけですので、「呼吸」をしています。
  • たっぷり水をやることで、古い空気、あるいは汚い水、を入れ替えてあげましょう、そのためにも「たっぷり」を心がけ、鉢底から水が流れ出るまでは最低でも水をかけてあげたほうが良いでしょう。
  • ポイント⑥
  • 「葉水(はみず)」を与えてあげてください「盆栽」は大変喜んで「元気」になります。
  • 「大気汚染」あるいは最近では中国大陸から「黄砂」が飛んできます上空の大気の流れ具合でいつ「黄砂」が日本に飛んでくるかわかるといいます。
  • そんなとき夕方にでも「葉水」をかけてあげて汚れを洗い流してあげてください。
  • また軒下など「夜露」のあたらないところなどにおいてある盆栽は特に「葉水」は重要になります。
  • 「植え替え」「挿し木」などのあともとても有効に作用するようです。

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苔(カラカラに乾いても大丈夫)

日差しが強く空気がカラカラに乾いた状態になる場合があります、そうすると体の水分がどんどん蒸発ししおれてしまいます。そのため湿度が大変重要です。
しかししおれても枯れて死んでしまったわけではなく、すぐに水をかけてやらなくても大丈夫なのです。
休眠状態と同じで水をかけてやると、あっという間に元の青々とした元気な状態になります。
コケの種類や環境などにもよりますが大抵はカラカラに乾いても数ヶ月は生きていると言われます。

「コケ園芸の楽しみ」:コ「ケづくり」など参照

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コケの育ち方

盆栽と「苔」は切っても切れない間柄です。
今流行りの「苔玉」もコケなしでは「苔玉」にはなりません。
寄せ植えや苔玉を造り、最初はとても綺麗にコケが生え揃い「素敵だ!」と感激していると
みるみる枯れて黒くなってしまうことがあります。
コケは「樹」や「草花」とは育ち方が違い、同じように育てると枯らしてしまうことになります。
苔には養分や水分を吸収すし茎葉に送る太い根がありません。
土の中に細くて短い根がたくさん出ている種類もありますが、これは主に茎葉を支え固定しておくための根で水や肥料分を吸って茎や葉に届ける能力はほとんどありません。
コケは雨や朝露、吸気中の水分に溶けているごく薄い濃度の肥料分を、水分と一緒に茎葉から吸収します。

園芸「コケづくり」より

コブシ

東北地方では、この花を「田打ち桜」あるいは「田植え桜」と呼んで、農作業を始める目安にしているとか。それにしても、何故「コブシ」が「さくら」になってしまうのか・・・・
”サ+クラ=農耕神の居ます座”で、つまりこぶしもちょうど田植えどきに鮮やかな花を付けるところから、あの桜と同じく「田の神」が来臨したという合図に思われた訳です。自然を畏れかつ自然と一体になって生活していた昔の人々の木への想いが偲ばれます。

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