持ち込み

野草を探しに行こう!長い間育てよう(持ち込み)

  • 月日がたつほど味わいが出る
  • 「草」の「寄せ植え」あるいは「単植」で作ったものを、同じ鉢で植え替えをしないで長く育てることを「持ち込む」といいます。
  • 「盆栽」でも「野草」でもそうなんですが、長い間育てますと「その木」「その草」に愛着も大変深まり「愛情」にも似た感情で「盆栽・野草」と接するようになります。
  • 四季の変化を楽しむ慈しむということは長く育てることにもつながり、月日が過ぎるにしたがい、小さく「締まって」きますし、雰囲気も少しずつ良くなってきます。風格があがるとでもいいいましょうか。
  • 長く育てることの大切さ
  • ちょっと大きめの「葉」も小さくなり「草姿」も小さくなってきます。
  • 長く持ち込むと「鉢」の中に根がびっしりといっぱいになり盛り上がるように、鉢の上に出てくることもあります。
  • そうなったら「鉢」を抜いて「抜いた状態」で棚の上で育てる方法もあります。
  • こうした育て方をしますと「植え替え」の必要もなく「持ち込む」ことも容易になります。月日がたつにつれ「苔」も自然と育ち、毎年変化していく様子を楽しくことが出来ます。
  • そこには小さな「自然」が出来上がります。そのまま育ててもいいのですが、「鉢」の線がそのまま残っていますので気になる方は、ピンセットか何かで少し土を「欠き落して」やり「柔らかな」線を作ってやればいいと思います。
  • もちろん「盛り上がった」状態のまま「鉢」で育てる事も出来ます、こちらのほうも苔が自然の形に育ちただ植えただけでは味わえない自然な苔の雰囲気を感じることが出来ます。
  • 持ち込むことで「野生味」が増す
  • 「こけ」も植えておきますと、「盛り上がったり」「鉢からこぼれる」といった状態になります。そういった状態も大変風情があり長く持ち込むことによってのみ味わえる自然の「姿」です。
  • 「持ち込む」もう一つの楽しみがあります。
  • 一年、二年と持ち込んできますと知らず知らずのうちに植えたはずも無い野草が顔を見せるようになります。
  • 寄せ植えの雰囲気も変わりますが、より野性味を増し自然な佇まいを味わうことが出来ます。
  • 作っていますと、消えてゆく野草もありますが、また新しく仲間に加わる野草もたくさん増えてきますので雰囲気に合わないと思ったものは少し「間引いたり」まったく抜き取ったりとそのときの自分の判断で作れますので、面白みもまた一段と増します。
  • 野草の持つ独特の雰囲気や野性味を楽しむためには出来るだけ「野草」を「そっと」しておいてやることです。 植えたばかりは、雰囲気も今ひとつと思ってもあまり「あせらず」、「ゆったり」とした気持ちで気長に「野草」や「盆栽」と向き合うことが一番大切のような気がします。

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苔(カラカラに乾いても大丈夫)

日差しが強く空気がカラカラに乾いた状態になる場合があります、そうすると体の水分がどんどん蒸発ししおれてしまいます。そのため湿度が大変重要です。
しかししおれても枯れて死んでしまったわけではなく、すぐに水をかけてやらなくても大丈夫なのです。
休眠状態と同じで水をかけてやると、あっという間に元の青々とした元気な状態になります。
コケの種類や環境などにもよりますが大抵はカラカラに乾いても数ヶ月は生きていると言われます。

「コケ園芸の楽しみ」:コ「ケづくり」など参照

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コケの育ち方

盆栽と「苔」は切っても切れない間柄です。
今流行りの「苔玉」もコケなしでは「苔玉」にはなりません。
寄せ植えや苔玉を造り、最初はとても綺麗にコケが生え揃い「素敵だ!」と感激していると
みるみる枯れて黒くなってしまうことがあります。
コケは「樹」や「草花」とは育ち方が違い、同じように育てると枯らしてしまうことになります。
苔には養分や水分を吸収すし茎葉に送る太い根がありません。
土の中に細くて短い根がたくさん出ている種類もありますが、これは主に茎葉を支え固定しておくための根で水や肥料分を吸って茎や葉に届ける能力はほとんどありません。
コケは雨や朝露、吸気中の水分に溶けているごく薄い濃度の肥料分を、水分と一緒に茎葉から吸収します。

園芸「コケづくり」より

コブシ

東北地方では、この花を「田打ち桜」あるいは「田植え桜」と呼んで、農作業を始める目安にしているとか。それにしても、何故「コブシ」が「さくら」になってしまうのか・・・・
”サ+クラ=農耕神の居ます座”で、つまりこぶしもちょうど田植えどきに鮮やかな花を付けるところから、あの桜と同じく「田の神」が来臨したという合図に思われた訳です。自然を畏れかつ自然と一体になって生活していた昔の人々の木への想いが偲ばれます。

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