置き場所をじっくり考える。

  • ■盆栽は置き場所になれる
  • 長い間盆栽を育てていますと一応何処でも盆栽は育ちそれなりに葉も茂り枯れることも無く元気に育っていることに気づきます。mayumi.jpg
  • ある程度日が当たり外気の通る場所であれば、ベランダや路地・物干し台・屋上・庭何処でも盆栽は育ちます、ただしそれなりの場所による管理のしかたがあることは言うまでもありません。
  • それぞれ育てる環境が変わるのは仕方ありませんその人により育てられる場所や環境が違ってくるのは当然のことであり当たり前だからです。
  • 贅沢を言えばきりがありませんし50%の環境のところでも30%の環境のところでも管理のしかたにより元気に育ち楽しめるということです。
  • 朝日しか当たらない場所しかない、あるいは西日しか当たらないなどと嘆いていてはいけません。
  • 時々盆栽を移動させ日に当ててやることで元気に育ち花も咲かせることも出来ます。
  • 盆栽に対する深い思いやりや興味があるかないかということが一番大切です。nara.jpg
  • むしろ理想的な置き場所を持っている人の方が少ないのは当然といえます。
  • ■目の届くところに置いてやる。
  • 理想的な置き場所だからといっていつも目の届かない盆栽と対話も出来ないような場所に置いては管理もままならない愛情を持って盆栽とのふれあいも出来ないそれでは意味がありません。
  • 対話もふれあいも無いままで育てても面白くも無くしまいには枯らしてしまうのが目に見えています。
  • 基本的な事柄ですがいつも目の届く場所でペットと同じ感覚で家族の一員として愛情を振り向けられる場所に置くのが一番です。
  • ■日当たりの良い場所
  • 太陽光があたる場所一番理想的な場所であり出来るならいつも太陽光のあたる場所に置ければ理想的です。
  • 日が当たらない場所に置いた盆栽はたまには日向に出してやることも必要でしょう。
  • 春は特に新しく葉が展開する季節ですなるべく日に当て枝を短くして丈夫に育てたい季節です。
  • ※日に当てることで葉のどうか作用が盛んになり養分を沢山作り成長も早くなります。
  • ※太陽に当たることで葉からの水分の蒸散が盛んになりますしたがって根からの水分の吸収も活発になり鉢も乾くことになります。(新陳代謝が盛んにおこなわれるということ)
  • ※新芽が丈夫に育ち元気になる。
  • ※病気もしにくくなる。
  • ※鉢土の温度が上がり乾きやすくなる、根の発育も盛んに行われる。
  • ■風通し
  • 風が良く通るということは日当たりと一緒で大変重要な要素です。
  • ※病気になりにくい。
  • ※鉢土が乾き新陳代謝が盛んに行われるので丈夫に育ち根も盛んに育つ。
  • ※害虫などの虫がつきにくい。
  • ※葉が小さくなり丈夫に育つ。
  • ■風が通りにくい
  • 風が通らないということは病気になりやすかったり、害虫がつき易い、根もあまり育たないなどの弊害が起こりやすいわけです。
  • 地面に直接置いたり地面に近かったり葉が茂りすぎ枝と枝が隙間が無い建物の陰であったりとあまり良い条件ではない。
  • したがって高い棚を作っておいたり枝葉を透かしてやったり出来るだけ風通しの良い場所を探してやったりと対策をする必要がある。
  • ■強い風は避けてやりたいもの
  • 植え替えたばかりの木や挿し木をしたものなどまたは花が咲いているもの、山取りをしたばかりのもの、弱っている木や草などは風通しを考える中で特に気をつけた管理をしたほうがいいと思います。
  • ■西日
  • 私の栽培場所はおかげさまで理想に近い置き場所で風通しも太陽光も恵まれしかもいつでもいけるような身近にある。ただ一日中日が当たるわけで朝日も西日もがんがんと照らす。103-s.jpg
  • 真夏でも日陰を作ることなくそのままで育てている。
  • ※植え替えたばかりの木や少し弱っている木などはなるべくなら西日は避けてやる。
  • ※挿し木したもの、種まきしたばかりのものなど
  • ※山取りしたばかりの根がまだ当たらし根が出ていないものなど
  • などは西日は避けてやる必要がある。

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苔(カラカラに乾いても大丈夫)

日差しが強く空気がカラカラに乾いた状態になる場合があります、そうすると体の水分がどんどん蒸発ししおれてしまいます。そのため湿度が大変重要です。
しかししおれても枯れて死んでしまったわけではなく、すぐに水をかけてやらなくても大丈夫なのです。
休眠状態と同じで水をかけてやると、あっという間に元の青々とした元気な状態になります。
コケの種類や環境などにもよりますが大抵はカラカラに乾いても数ヶ月は生きていると言われます。

「コケ園芸の楽しみ」:コ「ケづくり」など参照

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コケの育ち方

盆栽と「苔」は切っても切れない間柄です。
今流行りの「苔玉」もコケなしでは「苔玉」にはなりません。
寄せ植えや苔玉を造り、最初はとても綺麗にコケが生え揃い「素敵だ!」と感激していると
みるみる枯れて黒くなってしまうことがあります。
コケは「樹」や「草花」とは育ち方が違い、同じように育てると枯らしてしまうことになります。
苔には養分や水分を吸収すし茎葉に送る太い根がありません。
土の中に細くて短い根がたくさん出ている種類もありますが、これは主に茎葉を支え固定しておくための根で水や肥料分を吸って茎や葉に届ける能力はほとんどありません。
コケは雨や朝露、吸気中の水分に溶けているごく薄い濃度の肥料分を、水分と一緒に茎葉から吸収します。

園芸「コケづくり」より

コブシ

東北地方では、この花を「田打ち桜」あるいは「田植え桜」と呼んで、農作業を始める目安にしているとか。それにしても、何故「コブシ」が「さくら」になってしまうのか・・・・
”サ+クラ=農耕神の居ます座”で、つまりこぶしもちょうど田植えどきに鮮やかな花を付けるところから、あの桜と同じく「田の神」が来臨したという合図に思われた訳です。自然を畏れかつ自然と一体になって生活していた昔の人々の木への想いが偲ばれます。

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