図鑑用語「果実・真果・偽果」


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【果実】
≫ 果実は花の一部分である雌しべが、「受精」後成長し「子房」または「子房群」が「種子」をけいせいする。

▼ 「果皮」

「子房壁」が成熟したものをいいます。ふつう中に「種子」を入れます。

▼ 「外果皮」「内果皮」

「果皮」が二層からなる場合、「外層」は「外果皮」内層は「内果皮」といいます。

▼ 「中果皮」

「果皮」が三層からなる場合、中層のことを「中果皮」といいます。

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【真果】
≫子房と種子だけでできている果実。

▽モモ・ウメ・エンドウなど大部分の果実はこれである。

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【偽果】
≫花床や花軸など,子房以外の部分が加わってできている果実のこと。

▽ナシ・リンゴなどでは花床が子房と密着している。オランダイチゴは花床が大きく,丸くふくれたもの。イチジクの果実は花軸が肥大してつぼ状にくぼみ,中に多数の花を入れたもの。

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単花果・多花果・集合果

単花果

ひとつの果実が一個の子房または子房群に由来する場合をいう。
真果はすべて単花果であるが、単花果は必ずしも真果ではない。偽果として例に挙げた、キンミズヒキ属、シラタマノキ属の果実はいずれも単花果である。

多花果・複合果

ひとつの果実が複数の花の子房または子房群に由来する場合多花果または複合果という。

集合果

単花果の中で果実が一個の単一子房または一個の複合子房に由来する場合は単果、複数の単一子房由来する場合集合果という。例へばマメ科の果実は単一子房由来の単果、柿のの木の果実は複合子房由来の単果である。これに対し、キンポウゲ属、キイチゴ属の果実は不特定多数の単一子房由来の集合果であり、真果である。またオランダイチゴ属やヘビイチゴ属も集合果をつくるが、この場合は花托が伸長、肥大するので偽果でありイチゴ状果と呼ばれる。

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