はじめての人でも楽しめる自然盆栽
自然盆栽を楽しむ
「自然盆栽」というものにはじめて接したのは今から30年ほど前になります。
当時私は「山野草」を栽培することに喜びを覚え、事あるごとに近所の「盆栽屋」さんに出かけていました。
何回か通ううちに私の顔を覚えていただいて話をするようになりました。
「盆栽屋」さんのご主人から「自然盆栽」という山野草を含めた木の育て方、盆栽の楽しみ方があることを知らされ、「自然盆栽」のことを記述した冊子を見せていただきました。
とても丁寧にしかもわかりやすく説明していただいた記憶があります。
山野草を育て始めたばかりの私にとっては、自然に対する考え方、盆栽の管理の仕方、接し方、育て方すべてがすんなりと心に入り素直に話を聞くことができました。
「盆栽屋」さんが見せてくれた「自然盆栽」について書かれている小さな「冊子」が気になりその日のうちに「盆栽屋」さんからその本を借りて帰りました。
家に帰り夢中になってその本を読み何度も読み返しました。
50ページほどの小さな本でしたが自然盆栽とはどういうことでどうしたらより自然にしかも自然よりも自然らしく木を草を育てることができるかが詳しく書かれていました。
無性にその本がほしくなり本の最後のページに書かれている「自然盆栽協会」というところに電話をして冊子を送ってもらいました。
暇さえあればその本を読み返しては頭で考え「盆栽屋」さんに出かけてはわからないことをたずね、そんな日が続きました。
段々とはまっていきました・・・・・・。
お願い
「自然盆栽」の記事に関しては無断転載禁止。
このホームページに書かれている事は、私自身の経験や 自然盆栽を作っておられた先輩からから教わったものまたは「会報」などを基に記述しました。
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また記述内容の質問なども「自然盆栽」に関しては受け付けておりません。
この記述は私個人の覚書として記述しており私個人が利用することを念頭に掲載しております。そのつもりでお読みください。
ハサミを使わないで枝を調整する
なるべくハサミを使わないで、爪だけでやったほうが厭味のない盆栽ができます。
爪で折れないほどの太い枝は、葉を抜いて枯らします。
葉を抜いてもまた吹いてきますから何回も繰り返し、物によっては三年・四年がかりで枯らし、完全に枯れてから適当なところでポキンと折ると、幹の芯まで枯れ込むことがありません。
ちょっと待つ気持ちが大事で、盆栽作りにはハサミはいらないと言い聞かせなるべく手造りが良いでしょう。
自然盆栽協会「盆栽」より